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民族と人々

香港の中心部にいる人たちは、大半が中華系の人です。

元々が中国の土地であり、植民地支配の時期がありながらも今はまた中国の
一部なので、アジア人が大半という比率は妥当だという気はします。

ただ、私が思っていた以上に、欧米の方が多かったです。

イギリス統治が終わって10年以上経つので、欧米人の比率は確実に減っていると
思っていましたが、経済の面で、欧米人はまだまだ香港で業績を残し続けている
ということなのでしょう。

今も尚、金融の聖地のひとつとして数えられる香港には、アジア系と欧米系
だけでなく、アラブ系の人もとても多かったように思います。

ですから、英語の知識は必須だという印象でした。

多民族国家らしく、どこへ行っても地元の言葉と英語が平等に扱われていて、
お陰で、漢字圏の人だけでなく、どこの国の人も道に迷うことはないように
配慮されています。

欧米人が普通にいてくれたおかげで、私は英語で道を尋ねたりしやすかったですし、
多民族国家だと、アジア人だから目立つなど、民族によって目立つ目立たないという
差がなく、誰もがその土地に同化できるのが特徴だと思います。

そういう意味では、誰もが違和感なく過ごすことができる快適さが香港にはあり、
どの人々も差別意識なく接してくれたので、有り難かったような気がします。

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